高橋信次先生の「新復活」― 新復活 ―昭和51年5月の高橋信次先生のご講演より 「人類は、緑に包まれた、しかも神の光に満たされた地球という環境に、今から三億六千五百有余年前、初めてベーター星よりこの地球上に着陸したのであります。 当時、ベータ―星は調和され、私達は新しい天地を求めて、もっとも調和されたこの地球を選んだのであります。 その当時、最初に反重力光子宇宙船というのに乗って、メシヤとその直系の七人の光の天使を中心にして、第一梯団六千人が、エジプトのナイル渓谷のエルカンターラに着陸したのであります。 このエルカンターラが、後にエデンの園といわれたのであります。 ベータ星の人間も、やはり地球上の人間と同じような肉体を持ち、気候風土環境も全てこの地球と同じでありました。 肉体は人生航路を渡っていくための、霊の乗り物にすぎません。 肉体と霊は、完全に分離することができました。 当時の人には、そのために何時でも天上界と交流ができ、肉体にこだわることなく、全てが調和された世界でありました。 そのようなエデンの園に、やがて第二梯団が移住してきました。 その時すでに、真のメシヤは天上界に帰りました。 これが天上界地球上の、創世記なのであります。 第二梯団が着陸するようになって、その頃律法を犯す人達が出てきました。 その為に律法を犯した人達は、エルカンターラから移されて、 「そなた達は神の子であることを再確認して、もう一度、思念と行為を修正してきなさい。」 と言われたのであります。 その人達が、その後エデンの園との連絡を絶ち、遂に天上界に帰ることなく、地獄界を作り出したのであります。 そのまでは地獄界は存在しなかったのであります。 この事が後に、アダムとエバ(イブ)の物語に、変わっていったのであります。 そのために、現在伝えられている創世記とは違っていますが、私は直接天上界へ行って、この事を見てきたのであります。 皆さんは、私が何故三億六千数百年前の事が分かるのかと、疑問に思われるでしょう。 疑問など持つ必要などないのです。 過去、現在、未来は今の一点なり。 皆さんの心の中には、永い永い転生輪廻の記録が、全てあるのであります。 皆さんの今の状態は、皆さんの過去、現在、未来の姿が集約されたのが、今の姿なのです。 ただ、肉体を持ってしまった為に、それが分からなくなってしまっただけなのです。 心を正し真の神の子としての生活を正しく行なったならば、そのことをよく知る事が出来るのです。 皆さんの心の中には偉大なる智慧があるのです。 それが肉体にとらわれ、物にとらわれたりして、心に曇りを作り分からなくなってしまったのです。 肉体によって、とらえられる時間、空間は不確定です。 しかし、心によってとらえられる過去、現在、未来は、今の一点であります。 平和であったエデンの園は、物質欲にとらわれた一部の人々によって、乱されてしまったのです。 メシヤが去った後、七大天使も多くの遺産を地上に残し、後に残った人達がその遺産をどのように活用するか、暖かく見守ってきました。 しかし、物に溺れ、情欲に溺れた人達を救済するために、天上界からルシュフェルという天使を地上界に出しました。 ところが天使といえども肉体を持つと、肉体にとらわれるものに溺れ、本性を忘れて地位名誉の虜となり、遂に天上界との交信を絶ち、この世を去る時、天上界へ帰ることなく地獄界に帰ってしまったのです。 それがサタンであり、今の地獄の帝王になっております。 これが最初の地獄界の実態です。 こうして光の天使達は地上界の動きを観察し、神の子に戻すために多くの光の天使を、地上に送り出しました。 真のメシヤは後に、アガシャという方を送り出します。 さらにカンターレという方を送ります。 この方が後のゴーダマ・ブッダです。 アガシャは後のイエス・キリストです。 モーセはモーセです。 ガブリエルという方は、正法を正しく伝達することを使命とされる方ですが、ゴーダマ・ブッタが生まれる時には、このガブリエルのグループの方が、ゴーダマの両親に告げます。 アシタバという仙人です。 アガシャであるインマニエル・キリストには、また受胎の告知に出てゆきます。 モーセが葦船に乗せられて流される時から、七大天使は天上界からモーセの成長を援助します。 それぞれ、このようにしてメシヤというのを送り出してきたのですが、これは全ての法を説くために出されたのです。 モーセの時代は人を殺す事をなんとも思っていない時代でした。 そのためにモーセを出して、社会の人心を正しくしなければならない、という事になったのであります。 この頃、真のメシヤは「ヤーヴェ」「エホバ」という名でモーセを指導したのです。 それが「十戒」です。 また、エルヒムという光の天使を出して、色々な現証を起こさせました。 エルヒムと名乗るのは、ほとんど七大天使です。 それは真のメシヤの命令に従って、役割を果たすのです。 ヤーヴェ、エホバの教えは何時の間にかサタンの喰いものになり、今から三千百五十年前、モーセは色々な霊能に眩惑されて、遂に偶像を作って祭り、山羊や羊の生き血を供えるようになったのです。 それはサタンの命によって、動かされてしまったのです。 ヤーヴェはそのような事は、一つも言っておりません。 モーセは主の御名を唱えながら、サタンに利用されてしまったのです。 モーセが亡くなって二百年のち、乱れた世の中を正しくするために光の天使が下されました。 それがエリヤです。 今から二千八百七十三年前、イスラエルの北部に農夫の子として生まれさせ、ヤーヴェは天上界から色々な指示を与え、当時のイスラエルの間違った信仰を改めさせました。 しかし、それでも改まらなかったために、アガシャであるところのインマニエル・キリストを出す事になったのであります。 この時にはヤーヴェでなくて、エホバと名乗って指導したのです。 これは、間違ったユダヤ教を修正するためだったのです。 しかし、インマニエルもサタンの餌食となって、十字架に架かってしまいました。 一方、今から三千五百年前、ギリシャにおいて説かれたアポロの教えは、やがて東の国インドに伝わって行くだろうと予言されて、それはゴーダマ・ブッタの教えとして、天上界でカンターレと言われている方が、インドに生まれて説かれたのである。 ところが、その仏教も今のように堕落してしまったのです。・・・・・ (講演の内容は1976年の時のものです) (「新復活」というタイトルでの高橋信次先生が書かれた、未完の原稿も残っているそうです。今となれば、幻の原稿ですが、是非出版して世に出して欲しいと思っております。) 正法誌5号より抜粋 ジャンル別一覧
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